休みの日は色々なところをブラブラしているのですが、今日はたまたま通りかかった瓢湖でゆっくりしてきました。下手をしたら30年ぶりの訪問です。白鳥もビックリ。
知らなかったのですが、瓢湖は夏でも白鳥がいるのですね。軽く調べてみると、どうやら怪我などで海を渡れない鳥はそのまま住み着くのだとか。そもそも白鳥って冬の寒い時期の鳥に思えますが、彼らはシベリアの寒さを避けるために日本に来るのですよね。いられるならずっと日本にいればいいのに。今いる白鳥がどういう理由で留まっているのかはわかりませんが、個人的には姿を観ることができてうれしかったです。
瓢湖には白鳥の他に、鴨やカラス、サギに鳩など、多くの鳥たちが住んでいました。しかし観ているとキリがないですね。30分くらいジーッと観察してしまい、そろそろ止めねばとベンチでブログを書くことにしました。
そんな中でも気になったのは1羽の白鳥。たくさんの鳩たちが置いてあるカゴからエサを食べていたのですが、その白鳥はちょっとずつ近づいて少し離れたところからそーっと首を伸ばしてエサを食べていました。鳩に比べて倍以上の大きさがあるのですが、いろいろと思うところがあるのですかね。その後カラスが1羽来たのですが、鳩たちをものともせずにエサを食べていました。鳥の社会もいろいろです。
その白鳥がこれから海を渡ることはないと思うので、恐らく冬に他の白鳥達を出迎えるのでしょう。知っている鳥も来るでしょうし、初めて会う者もいるでしょう。いったい彼はどのように関わることになるのでしょうか。群れの中でどのような立ち位置になるのでしょうか。どのような気持ちで待っているのでしょうか。どのようになったとしても、生き続けていくのでしょうか…。
それでも湖面の風は涼やかで、秋はもうすぐそこまで来ているようです。そして長く厳しい冬もまた。