新潟ぶらぶら③～内の倉ダム～

今回は内の倉ダムにやってきました。以前ダムが好きと書いたことがあるのですがそれは今も健在で、時々あちこちのダムに出没しております。
そんな中でもこの内の倉ダムは、私がとても好きな場所でもあります。

ダムにも色々あるのですが、内の倉ダムは車でダム湖の周りを一周することができます。そして特に禁止の看板は見当たらなかったのでいいのだとは思うのですが、貯水池つまりダム湖の畔まで歩いていくことができ、釣りやカヌーをすることができるのです。私が知る範囲ではここまで湖面に近づけるダムはここぐらいで、今そんな湖畔でこの記事を書いています。
実際今私がいる周りは多数の瓦礫と伐採された切り株が広がっており、その間に小さな植物が緑の絨毯のように敷き詰められています。恐らく水かさが増せばここも水に沈むのでしょう、足元の土は柔らかく不安定です。そして周りは山。山の中にポッかりと、そして不自然にこの湖があるのです。
湖なので波はありません。ただ風の赴くままに水面が揺れ、遠くで鳥の声が聴こえます。なんとなく昔行った青森の恐山の雰囲気に似ています。恐山についてもいつか書きたいなと思っています。

ダムのいいところは人の営みが感じられるところです。特にこの内の倉は、ベンチや柵などはだいぶ傷んでいますが、雑草はちゃんと刈り取られしっかりと管理されていることがうかがえます。なので軽く自然の風を感じたい時などはちょうどいいかもしれません。

ただですね、ダム湖周辺の道で猿の群れに会うのです。人馴れしてるのでしょうか、車を見ても慌てることもなくのっそりのっそりと道を譲られました。野生の猿、結構怖いですね。もし行くことがあれば気を付けてください。目を合わせちゃいけないんだっけかな？