映画や小説、漫画もそうですが、私は「余命わずかな系のフィクション」があまり好きではありません。だってどうやったってドラマティックな作品になるに決まっていますもの。「死」や「命」を、安易にテーマにしてほしくない。そんな気持ちがあります。
でもそんな中でも好きな作品はあります。それは、自分の命に限りがあることをちゃんと教えてくれるもの。
映画は2時間しかありませんが、私の人生はきっともう少し長い。でも死というゴールは同じです。だからこそ私自身の望むエンディングを作るために生きていきたい。「死」に感動するのではなく、「生きている」ことの喜びに気づかせてもらえる作品が好きです。
そういう意味で、今回観た「君は月夜に光り輝く」は素敵な作品でした。
全く内容を知らずジャケ借りしたのですが、大正解でしたね。久しぶりに泣かせていただきました。主人公の行動の理由などをうまく言葉以外で表現していて、作り方が丁寧で素晴らしいなと感じました。
あんなエンディングを私も迎えたい。これからもがんばっていきますよ!