かのリュック・ベッソン監督によるSF映画「フィフス・エレメント」をご存じでしょうか。
最近俳優業を引退されたブルース・ウィリスと、バイオハザードシリーズでお馴染みのミラ・ジョヴォヴィッチが主演し、予言された五つの要素(フィフス・エレメント)を用いて悪から地球を救うというストーリー。SF、アクション、そしてコメディ色が強い娯楽作品です。
この映画、ストーリーは正直よくわからないというか、ドタバタSFコメディって感じで後に残らないというか、私の中ではTHE・B級映画という印象でした。
でも思い入れはちょっとありまして、昔金曜ロードショーなどでよくやっていたんですよね。なので何度も観た記憶があります。だから私の中でのベースというか、フィフス・エレメントより面白いかどうかが映画の基準になっていたりしたのです。
しかし何だかんだともう20年くらい観ていなかったので、いっそちゃんと向き合ってみるかコンチクショウという感じであらためて観直した次第です。
その結果。結構よかった!
確かにドタバタSFコメディなのは間違いなく、ストーリーも良く言えばテンポがよく、悪く言えばご都合主義。
でもなんか、グッと来るシーンも結構あったりするんですよね。特に戦争が他人事ではなくなっているこの時代。今こそこの作品の意義が現実味を帯びてきているのかもしれません。
ただねぇ。歌姫役で出ているマイウェン・ル・ベスコは当時のリュック・ベッソン監督の配偶者で、その後離婚して主演のミラ・ジョヴォヴィッジと再婚してるんですよねぇ。それは今の時代では受け入れられないかもなぁ。私はちょっと引きました。