【新潟】HSP交流サークル

管理人への連絡は、一番最初の記事(2019/8/30)の『ご連絡はこちら』からどうぞ。なお返信は数日中にメールで行いますので『gmail.com』のドメインを受信できるようにしておいていただければと思います。またツイッターも行っていますので、そちらのDMからもどうぞ。

いろいろ紹介57~笑って人類!~

ご無沙汰しております。今回は久しぶりのおすすめ紹介。それは漫才コンビ爆笑問題太田光さんの著書「笑って人類!」です。

実は私、爆笑問題さんのラジオが好きでよく聴くのですが、その中で毎回毎回ご自分の著書を宣伝するので、ついに買って読んでしまった次第です。

 

内容は、人類史におけるテロとの戦い終結させるべく行われた国際会議。その場が自爆テロにより壊滅し各国の代表が死亡。唯一生き残ったピースランド国(モデルは日本)の首相で支持率ドン底な男、富士見幸太郎が、失われた国際会議の再開を目指すというコメディです。

 

実はこの本、500ページ超でかつ1ページが上下2段で書かれている。つまり普通なら1000ページを超える長編作品です。そして私は最後に小説を読んだのがたぶん数年前でして。正直読みきれるかどうか不安であり、だからこそなかなか手が出ませんでした。

しかし結果から言えば1週間で読破。コメディとは書きましたが最初からサスペンス調なドキドキハラハラで、次はどうなるのか気になって仕方がない。あっという間に終えてはしまいましたが、毎日家に帰るのが楽しみなぐらいでした。

 

そして内容は本当におもしろい。そして泣ける。ネタバレになるので書きませんが、中盤の富士見の演説の台詞「未来はきっとおもしろい」は、どんな辛い時でも希望を持ち、笑いに変えて乗り越えて行こうという、著書太田さんの信念のようなものを感じました。

 

そんな「笑って人類」。私にとっては生涯一番の小説になりました。最近太田光さんは自分の小説は駄作だ駄作だと言っておりますが、そんなことはなかったですよ。

しかしただひとつだけ。登場人物はそれぞれイメージする役者さんがあったようで、例えば新聞記者は相方の田中さんだったらしいのですが、肝心の太田さん自身は秘書の桜という登場人物だそうです。

 

太田さん。桜はかっこよすぎます。私のイメージでは佐藤浩市さんでしたよ。