今回紹介するのは映画で、『マジェスティック』です。
あらすじとしては、記憶喪失になった主人公がある青年と間違われ、わからないままもその青年の代わりにマジェスティックという名前の映画館の再興を目指すというものです。
また舞台となる町は、第二次世界大戦で多くの若者を失った町。そして背景にある50年代のアメリカは、第二次赤狩りと呼ばれる国を挙げて共産党員を徹底的に排除するという状況です。
そういった中で、戦争に赴く若者の想い、残された者の役目、自由とはなんなのか、ということを考えさせてくれる映画だったと思います。
正直途中までは普通におもしろい映画、という感じだったのですが、この映画の良さはとにかくラスト!最後の盛り上がりは思わず涙の出る熱い展開で、特に主人公が訴えかけるシーンには、それまでのストーリーが全て凝縮されているように感じました。
とにかく最後まで観ればおもしろいと思うこと間違いない映画!暇な時に映画でも観るかと思ったなら、選んでみて損はないと思います。ちなみにですが、ご覧の際はぜひ最後のスタッフロールまで観てください。きっとさらに映画を深く知ることができると思います。