相変わらず新潟をぶらぶらしている私は、先日古津八幡山遺跡に行ってきました。ちなみに朝5:30、早朝です。
県立植物園のすぐ隣にある、「史跡古津八幡山弥生の丘展示館」の上の丘に復元された古墳などがあるのですが、きれいにひらけていてとても気持ちがいい場所でした。
縦穴式住居や大きな円墳があるのですが、なんだかロマンを感じますね。本当にあの場所に太古の人々が暮らしていたのでしょうか。高台にあるので街がよく見えるのですが、もしかしたら昔は海だったのかななどと想像してしまいました。
早朝で誰もいなかったので、隅々まで行ったりきたり。遺跡を堪能しました。
誰もいない空間だけど人々の暮らしの跡が残っている。まるで世界の終わり、のような気持ちになってきます。彼らがどのような足跡を辿ったのかはわかりませんが、少なくとも終わりは来たんですよね。当たり前ですが、私達にも終わりがある。遺跡はそんなことを考えさせてくれました。
以前「ぼくだけの場所」の話を書いた気がしますが、この遺跡も新たなぼくだけの場所になりました。それは私の居場所。どこにいても風の流れを感じられる空間。大人になっても、自分の場所は増えていくんですね。
先日秋葉公園を書いたので最近私が新津近辺に出没していることがバレてしまいますが、ぜひ古津八幡山古墳に行ってみてください。太古の空気、感じられるかもしれません。そしてぜひ、「あなただけの場所」に登録してください。大切な「自分文化財」のひとつとして。
