【新潟】HSP交流サークル

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HSPな日々⑨~散髪~

先日交流会の前にと髪を切りに行きました。しかし私、幼少期からこの散髪というのがどうも苦手です。長時間拘束された上、自分の髪を触られる。いろいろ話しかけられて、がんばって話題を合わせていく。苦手な要素しかありません。

また私が何も言えないことも原因の一つです。以前お世話になっていた床屋さんがあったのですが、途中で代替わりをしてしまったことがありました。新しく息子さんらしき方に切ってもらうことになったのですが、とにかく顔そりが深い。髭なんて2,3日もすれば伸びてくるのですが、皮膚がヒリヒリして剃れない。しかしそうなっても何も言えない私…。かといって今までお世話になった手前別の場所に行くこともできず、結果自分での散髪が数年続きました。

しかしある時結婚式に出席することになったため、一度しっかりと切ってもらわねばと思い、悩んだ末に千円カットに行くことにしました。それまで自分なりに上手に切れていたと思っていたのですが、やはりプロが見ると違うのですね。セルフカットを見破られ、呆れられ、注意されてしまいました。千円カットってこんな怖いところなんだと落ち込み、二度とそこに行くことはありませんでした。

そんな私にも唯一好きだった床屋さんがありました。東京で一人暮らしをしていた時に利用した近所の床屋さんだったのですが、なぜかとても居心地がいい。ダンディでナチュラルなマスターだったのですが、その人柄のせいだったのかもしれません。それに木を使った内装も私好みでした。その頃は床屋さんに行くのが楽しみだったので、おかしな話かもしれませんが一人暮らしの大学時代が、人生で最も髪の手入れができていた時期だったと思います。新潟に戻ることになった時も、そのマスターにだけは報告しました。散髪中はほとんど話すことはなかったのですが、自分なりに伝えておきたかったのだと思います。一人暮らしを支えてもらった感謝と、散髪を好きになれた喜びを。

そんな私も今ではいい歳です。それなりに働いてもいるので散髪ぐらいは定期的にしなければなりません。しかし今行っている床屋さんの担当が変わってしまい、どうにも合わない人になってしまいました。まだ若い方のようなので、「私で練習してもらえれば」という思いもありながら、「お金払って練習台になってどうすんだ」という葛藤も…。そろそろ別の場所に変えようかなと悩んでいるところです。