【新潟】HSP交流サークル

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HSPな日々⑳~写真~

HSPの方はアーティスティックな方が多いとのことで、皆さんはいかがでしょうか。かく言う私は大学時代に写真サークルに所属していたので、当時出かけるときは常にカメラを携えておりました。

写真はいいものです。今はスマホのカメラ機能も質が高く、いつでもどこでも手軽に写真を撮ることができます。しかしそんな手軽さに比べ突き詰めていくと奥が深く、どんなに勉強しても足りることはありません(私はあまり勉強していないのでよくわかりませんが)。それにうまくいけば職業カメラマンという道もありますし、実際私の友人はカメラマンとして働いています。

そんな写真はただ撮れればいいというものではありません。撮影する技術はもちろん、被写体を探す洞察力や印画紙に焼く技術も必要となります。ちなみに私ですが、はっきり言って下手です。まず被写体に寄ることが苦手なため、何を伝えたいのかわからないものばかり撮っていました。そして人を撮ることもいろいろな意味で苦手だったもので、被写体は専ら花や木、風景ばかりになっていました。まあ私は植物が好きだったのでそれは別に構わなかったのですが、人を撮らないのと撮れないのとではやっぱり意味が違ってきてしまいますよね。

そんな感じで撮影するのは自他共に認めるぐらい下手だったのですが、代わりに焼くことは大好きでした。今のプロのカメラマンさん達がどのように焼いているのかはわかりませんが、私の頃はデジタルカメラが出始めたぐらいでまだまだフイルムが主流でしたので、フイルムに写したものを印画紙に焼き付ける作業が必要でした。印刷は光の量と時間によって色が変わってきます。メインとなる被写体だけを明るくし周りを暗くする、いわゆるコントラストが強い写真にすることもできますし、敢えてピントをずらして焼くこともできます。またフィルターという特殊なガラスを使うことで色合いを変えたりすることもできるのです。写真屋さんに頼めば簡単にしてもらえますが、実はあのレベルで焼くことは簡単ではないのです。そういえば私が行っていた個人の写真屋さんは、頼むと機械ではなく手で焼いもらうことができました。写真屋さんが手で焼いたマジな実力、当時はプロの技術に感服したものですが、今もしてもらえるのかどうかはわかりません。
そんな私は弱い光でじっくり焼くことが好きでした。そうすると細かい部分も浮かび上がりつつ、濃淡のある色に仕上がるような…気がしています。まあ素人なので実際のところはわからないのですけどね。長いと半日ぐらい暗室に籠っていることもありましたが、とても楽しい時間でした。
ちなみに私はモノクロ写真しか撮りません。あるプロの方は、何かを表現するときにカラー写真は情報が多すぎるため適さない、ということをおっしゃられていました。私の場合は単純にカラー写真を焼く環境がなかっただけではありますが、言いたいことはわかるような気がしています。

作品を作るときは、カメラを片手に知らない街に降り立って、散歩がてら写真を撮ることが好きでした。如何にも撮ろうって気持ちな時ほど何も撮れなかったり、ふとカメラが視界に入ることで「今日は出てみようかな」と思う、いわゆるカメラが外に連れ出してくれるなんてことは、写真好きのあるあるかもしれません。今はスマホのカメラ機能がどんどん進化していますし、印刷も安価で手軽になっています。私は流行物は苦手なのですが、インスタ映えなんて言葉もあるぐらいですし、もし何か芸術的なことを始めたい方は、試してみてはいかがでしょうか。