今回紹介するのは映画で、『西の魔女が死んだ』です。
以前とても話題になった作品ですので名前は聞いたことある方も多いのではないかと思いますが、私も以前から気になっていた作品でした。
ストーリーは、学校に行けなくなった少女が祖母である西の魔女と一緒に生活し、魔女としての心得を学んでいく、というものです。
本当のところを言うと2,3気になる点はありました。ただこの西の魔女の人柄がとても素晴らしく、こんな人が側にいてくれたら私もまた違った人生を歩んでいたのかもしれない。そう思ってしまうとやはりいい作品だったなと感じざるを得ないのです。
西の魔女はあるがままを受け止めます。学校に行けなくなった孫に、一緒に暮らすことができてうれしいと伝えます。何も求めず、否定せず、今そのままを受け入れ喜びを感じる。そういう見本を示してくれたということが、作品として素晴らしいと感じるのです。
今は私の中に西の魔女がいます。もしうまくいかないことがあっても、優しく受け入れてくれる魔女が。だからこそまたがんばれると思えるのです。