先週は不調の谷を抜けたのか、わりと調子よく過ごすことができました。しかし今週はどうなるのか。それはそれで不安になるのが辛いところです。
さて今日ご紹介するのは漫画で『忘却バッテリー』です。
何を隠そう私はスポーツ観戦が好きではありません。幼少期、父親の野球観戦でアニメが観られなかったのが原因かはわかりませんが、スポーツは結果だけわかればいいと常々思っているタイプです。自分がやるのは嫌いではないですけどね。
だからというわけではないですが、私は今までスポーツ漫画というものを購入したことがなかったのです。
以前、繊細さが増している時はスポ根漫画を読むと元気になる、と書いたことがありますが、その時ですら私は立ち読みしてました。すいません。
しかしです。この度ついに、野球漫画を買ってしまったのです。それが「忘却バッテリー」。
中学の硬式野球で天才と名を馳せたとあるバッテリー。多数の名門高校からスカウトがかかり誰もが甲子園での活躍を期待したのもつかの間、この二人はすべての声かけを断り密かに姿を消してしまいます。
そして次に二人が目撃されたのは野球部のない都立高校。なんとキャッチャーの少年は記憶喪失になり、野球のことをすべて忘れてしまっていたのです。
これは野球を忘れたキャッチャーと彼としかバッテリーを組みたがらない天才ピッチャーが、新しい仲間と共に野球の楽しさを取り戻していく再生の物語。
などと偉そうに書きましたが中身はほとんどギャグ漫画です。ギャグとシリアスが7:3ぐらいでしょうか。でもそこが取っつきやすいというかとても読みやすく、しかし時々挟まれる真面目な展開で一気に引き込まれるといういやらしい構成なのです。私は引き込まれました。もう抜け出せません。
それにこのシリアスな部分が人の壁、葛藤のようなものを取り扱っていて、多くの人が共感したり後押しされる部分があるように思います。
現在13巻まで出ていて、すでに11巻まで買いました。実は私は元気のもとを貯蓄することがありまして、次にがんばったり辛かったことがあったら続きをご褒美として買うつもりでいます。早く読みたい。でも嫌な目には合いたくない。まさに葛藤です。
ちなみにジャンププラスというHPで最新話を無料で読むことができますので、まずはそちらをご覧になるといいかと思います。
これを読めば野球中継が楽しくなるかも。