【新潟】HSP交流サークル

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HSPについて④~愛着形成~

またまたイルセ・サン著の『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』から。今回は『敏感な人が抱えやすい心の問題』です。

本によると、敏感な人は自分自身に高度な要求をしてしまう傾向があるとのことです。いわゆるハードルを高く設定するということですが、原因としては、幼少期から周りと違うということを感じたり言われてきたことで自己肯定感が低く、それを補うために優秀であろうとする。あるいはトラブルを入念に予測しようとすることで自分自身に懐疑的になりすぎてしまう、ということだそうです。

これは私自身で言うと思い当たる節がありすぎて辛いですね。私はとても仕事人間で何か突き詰めていくことが好きなのですが、同時に結果を出さなくてはならないという思いも強く持っています。HSPの人はその特性を理解してもらえないがために愛着形成が不十分になりやすいそうです。例えば赤ちゃんが泣いている時。それはHSP(HSC)の特性から刺激が強すぎて泣いているにもかかわらず、周囲の大人があやそうと必死にアプローチをかけ続けた場合、どんどんと人と付き合うことが苦手になっていってしまうでしょう。それによっていつまでも受容されている感覚が育たず、自分の存在の必要性を感じられず自己肯定感が低くなってしまい、結果を出すことで受け入れてもらいたい、というような気持ちが作用しているように思います。自分はすごいんだぞ!という自己顕示欲というよりは、結果を出せてようやく人並みになれる、だからがんばらなければならない、というような感じです。しかもそういう姿勢は上司からいい風に評価されてしまいがちで、そしてがんばり続けてしまうという悪循環。それに耐えられればいいのですが、私は結局燃え尽きて転職をしてしまいます。

また仕事以外の人間関係でも同じようなことが言えるそうです。相手や周囲をを喜ばせることで仲間にしてもらったり愛してもらおうとしてしまう。しかしだんだんと自分を好んでいるのかそういった行為を好んでくれているのかわからなくなってしまう…悪循環ですよね。

対策としては、勇気を持って基準を下げたり、思い切って本来の自分をさらけ出すこと、とのこと。これ、結局こういったことを行うにも自尊心が必要だと思うのですよね。卵が先か鶏が先かではないですが、簡単ではないなあと思いました。またこういったことをすることで離れていく人もいるが、残った人との関係性を深めることができる、とのことです。
ある意味交流会は最初から同じような特性の人の集まりなので、さらけ出す練習の場にもなるのかもしれませんね。早く再開したいものです。